ジャワ更紗のアレンジ
〜梅雨の湿っぽさを一掃!お部屋のムードを引き締めるタペストリー〜
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入梅を過ぎ、これから一ヶ月間は、雨の季節です。日本には春夏秋冬のほかにもう一つ、「梅雨」という名の季節があるとおっしゃる学者さんもいらっしゃるとか。この季節は、丁度梅の実が熟する頃、この雨が梅を熟させるので「梅雨」と呼ばれるようになりました。今、雨空を見上げて、うーんなんだかなあ、と思っている方は、ほんの少し目を閉じて、まぶたの中で雨に濡れる青い梅を思い浮かべてみて下さい。如何でしょう?ほんの少しさわやかな気分になりませんか?
とはいえ、雨が続くとお洗濯物も乾かないし、なんだか家中が湿っぽいような気がして、なかなか気分がすっきりしないもの。何かこう、梅雨の湿っぽい気分を一掃してお部屋のムードを引き締めるようなアイデアはないかしら?そんなときにお勧めしたいのが、伝統的な強い柄を持つ大判更紗のタペストリーです。
今日ご紹介する更紗は、コットンにジャワ島の古代王宮文化から生まれたパランと呼ばれる伝統柄を、黒と茶の強いコントラストで表現したもの。斜めに走る、強い茶色で染められたパラン模様、そしてその間には黒地に朱と青でジャワの草花が染め抜かれています。
この更紗を、アジアンテイスト溢れる木彫りやバンブーのタペストリーハンガーにさっとかけてみてください。歴史の中で培われた高貴な色と柄が、梅雨に負けない力強さをかもし出し、一瞬にしてお部屋のムードを引き締めます。
古代王宮から生み出された伝統柄で梅雨の湿っぽさを一気に凛とひきしめたら、ほら、夏はもうすぐそこです。
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