ジャワ更紗のお話
〜ジャワ更紗はどうやって作られるの?〜
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ジャワ更紗を製法別に分けると、3つに分けることができます。
一つは、「手描き更紗(バティック・トゥリス)」。更紗の模様すべての蝋置きが手描きによってなされるものです。ジャワの女性が、チャンチンという蝋置きの道具を使って、片手に載せた生地の上に一点一点蝋を置き、色を染め、また蝋を置く・・・。その作業は本当に途方もない時間を必要としますが、出来上がった更紗には何とも言えない味わいがあります。そして、手作業のため、図柄は同じでも仕上がりはすべて違うため、完成したものは、世界に一つしかないものとなります。
もう一つは、「型押し更紗(バティック・チャップ)」。これはチャップという銅製のスタンプ(版)で蝋づけをしたものです。主に男性の職人によって作られます。量産可能なので、広く出回っていますが、それでも手作りには変わりなく、温かい味わいがあります。
最後は先に紹介した、手描きと型押しをミックスしたもので、コンビネーション、またはバティックコンビナシと呼ばれます。現在では大半がこの種類に入り、手描きとして販売されています。
カテリーナコレクションでは主として手描きの更紗をご紹介しています。手描きが素晴しいのは、その美しさもさることながら、何と言っても、世界にたった一つしかない「自分だけの更紗」だということ。これは最高の魅力だと思いませんか?
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