ジャワ更紗のお話
〜ジャワ更紗の柄〜
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ジャワ更紗の柄は本当に多種多様。
もともと王宮でしか着用が許されなかった柄から、気品あふれる伝統柄、各地で受け継がれた素朴な柄まで、本当に沢山あるんです。
決して大きいとは言えないジャワ島で、これほどまでに多種多様な柄が生み出されたのは、それだけこの島の自然が豊かで、また土地と土地との文化交流が活発だったからともいえるのでしょう。
そんな中で、格式高い伝統の色と柄を誇るのが、ジョグジャカルタとソロの更紗です。これはもともと王族以外の着用は許されなかったというほど、誇り高いもの。特に現在も王宮が存在するジョグジャカルタの柄に、動植物等のモチーフが用いられることはありません。逆にソロの更紗は非常になめらかで美しい動植物柄も多く、王宮の美女達が優雅にまとう姿を想像させます。
その他の柄としては、海沿いの町で育まれた海や魚をモチーフにしたもの、神話を題材に、不思議な鳥や華、草木をモチーフにしたもの植民地時代、ヨーロッパ文化に影響を受けたもの、インドやアラブ文化の影響を受けたもの、などなど、本当に多種多様な柄があります。
カテリーナではジャワ更紗ならではの面白みのある柄と色を中心にセレクトしていますが、なぜか古典柄にいきつくことが多いですね。最近はこれらの古典柄が数少なくなっていて、探すのも大変ですが妥協したくはないのです。
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