ジャワ更紗のアレンジ
〜夏に涼しげなタペストリー〜
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雷が3つ鳴れば梅雨が明けると言います。また、セミの鳴き声で夏の到来を感じる方も多いでしょう。最近は季節の移り変わりを天気予報で確認する方も多いようですが、せっかく美しい四季を持った国に暮らしているのですもの。やはり季節の変化は肌で感じたいものですね。
日本の夏は「アジア・モンスーン気候」と呼ばれる亜熱帯気候で雨も多く、高温多湿という特徴を持っています。そのため、昔の人は夏を涼しくさわやかに過ごすために、沢山知恵を絞ってきました。簾、朝顔の鉢植え、縁側の打ち水などなど、これらは本当に素敵な知恵だと思います。
とはいえ、家が昔ながらの造りであれば、そういった工夫を最大限に生かし、また楽しむこともできるのですが、最近では家自体が洋風の造りになってきて、なかなかそういった工夫を楽しむことができない、何か他に、夏を涼しく感じさせる工夫はないかしら。
そんなときにお勧めするのが、大きなコットン更紗のタペストリーです。
今日ご紹介する更紗は、コットンの白地にジャワ更紗独特の大きな花模様を淡い赤色で染めたもの。布の周囲も同じ色で縁取られ、そこにとても可愛らしく、小花を蔦模様にあしらっています。また、両端は細めに同じ淡い赤色で染め抜き、ともすればすっきりしすぎてしまう柄全体を引き締めています。
個性的で、ジャワ更紗ならではの楽しい味わいを持っている柄なのに、どこか可愛らしく、涼しげで、どんなインテリアにもマッチするから不思議です。
この更紗を、アジアンテイスト溢れる木彫りやバンブーのタペストリーハンガーに、さっとかけてみてください。その隣に観葉植物を置いてみるのもいいですね。いかがでしょう?なんだかすごく涼しげな感じがしませんか?
涼しげな柄の更紗とグリーンやちょっとした小物を組み合わせたら、クーラーを切って、思い切り窓を明けて、部屋一杯に夏の風を入れましょう。
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