ジャワ更紗のお話
〜使い込むほどに味わい深くなるジャワ更紗〜
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ジャワ更紗は現地の人たちにとって無くてはならない布です。人々はこれを、日々の生活の中で身にまとったり、インテリアとして使ったりしながら、擦り切れるまで使い続け、最後は小さくなった裂を色々なものに縫い直して使います。そういえば、日本の着物もそうですね。西欧でもパッチワークとして古い布を活躍させる伝統があります。
洋の東西を問わず、古の頃から私達は布というものをとても大切にしてきました。それは決してクロゼットの奥深く鍵をかけてしまい込むのではなく、常に生活の中にあって、使い続けるものとして。
お手持ちのジャワ更紗は、できればどんどん使って下さい(^^)。大切に仕舞っておくのではなく、何度も何度も使って、そしてお洗濯を繰り返すことで、どんどん味が出てきます。シルクなどの場合は、ちょっと戸惑われる方も多いかと思いますが、自然の染料で染められたものは、使い込んでこそ味わい深くなるものです。使い込むことによって、本当の意味で世界に一つの、自分だけの更紗になる、ともいえるでしょう。
さて、更紗のお手入れですが、中性洗剤でやさしく揉み洗いして下さればOKです。洗ったあとは陰干しにして、もちろんその後、アイロンもOKですが、その際には、低い温度で、あて布を忘れないで下さいね(^^)。
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